ポジティブメンタルヘルス:心の健康とパフォーマンスの理想的な関係
いつもKiteRaをご利用いただきありがとうございます。お客様相談室です。
KiteRa専門開発室では資料集:職場環境改善シリーズ① として『ストレスの仕組みとポジティブメンタルヘルス』を公開しました。
本稿では、リリースされた資料集を読み、一従業員として私たちが目指すべき健やかな働き方について感じたことを綴ります。

「日曜日の夕方になると、翌日の仕事のことを考えて憂鬱になる」
「以前に比べて、仕事に対する情熱が薄れてしまった気がする」
大きなトラブルがあるわけではないけれど、なんとなく仕事に対する足取りが重いと感じることは、決して珍しいことではないと思います。
これまで『メンタルヘルス』という言葉に対し、どこか「自分を律して、不調にならないように守るもの」という、少し身構えてしまう印象を持っていました。 しかし、この資料を読み進めるうちに、そのイメージは覆りました。
1. ストレスは「敵」ではなく「バロメーター」
資料には私たちが日々直面するストレスを『風船』に例えた表現があります。
風船を外から押す力が『ストレッサー(刺激)』であり、それによって風船が歪んでいる状態が『ストレス反応』です。
私たちは日々、仕事のプレッシャーや人間関係という『外圧』を受けています。 これまでは、その圧力を跳ね返せない自分を「弱い」と感じてしまうこともありました。 しかし、資料は「ストレス反応は誰にでも起こる自然な現象である」と説いています。
重要なのは、適度な圧力は風船を弾ませるために必要ですが、圧力が強すぎたり、長時間続いたりすれば、風船はやがて割れてしまうということです。
私たちは、自分自身の『風船の状態』を客観的に観察する習慣を持つ必要があると感じました。
- 「いつもと違う」自分に気づく
- 「最近、寝つきが悪い」「以前なら笑い飛ばせたことにイライラする」「メールの返信がひどく億劫に感じる」。
これらは、心が発しているSOSのサインかもしれません。
- 「最近、寝つきが悪い」「以前なら笑い飛ばせたことにイライラする」「メールの返信がひどく億劫に感じる」。
- ストレスを「成長の糧」に変える
- ストレスは必ずしも有害なだけではありません。適度な緊張感や挑戦は、スキルアップや達成感に繋がります。
大切なのは、今のストレスが「自分を壊すもの」か「自分を高めるもの」かを見極めることです。
- ストレスは必ずしも有害なだけではありません。適度な緊張感や挑戦は、スキルアップや達成感に繋がります。
2. ワーク・エンゲージメントという指標
さらに私の視点を広げてくれたのが、『ワーク・エンゲージメント』という考え方です。
メンタルヘルス対策のゴールは、単に「病気にならないこと(マイナスをゼロにする)」だけではありません。
その先にある、心が活き活きと輝く『プラスの状態』を目指す考え方が、ポジティブメンタルヘルスです。
その中心的な指標がワーク・エンゲージメントです。
ワーク・エンゲージメントとは、仕事に対して以下の3つの要素が揃っている状態だと示しています。
- 活力: 仕事からエネルギーをもらい、意欲的に取り組めている。
- 熱意: 仕事に誇りややりがいを感じ、意味を見出している。
- 没頭: 仕事に集中し、時間が経つのを忘れるほど夢中になっている。
この状態にあるとき、私たちは高いパフォーマンスを発揮できるだけでなく、仕事を通じて自己実現を果たしているという幸福感を得ることができます。
こうした『プラスの側面』を大切にしようとしている姿勢そのものが、働く側にとっての大きな安心感に繋がるのだと実感しました。
安心できる土台が「挑戦」を支える
もちろん、従業員の努力だけでポジティブな状態を維持するのは困難です。
ワーク・エンゲージメントを高めるには、組織からの『資源』が欠かせません。
上司からの適切なフィードバック、困ったときに助け合える同僚の存在、そしてある程度自分の裁量で仕事を進められる環境。これらが揃って初めて、私たちは安心して目の前の業務に没頭できます。
また、これらを制度として支えるのが就業規則や社内規程です。
「ルールが自分たちを守ってくれている」という安心感は、心理的安全性を高め、新しい挑戦への一歩を踏み出すことができるのだと実感しました。
本資料を読んで
メンタルヘルスは、特別な誰かのための問題ではありません。
私たち一人ひとりが自分の心の形を知り、時には周囲に頼りながら、仕事を通じて自分を輝かせていくためのポジティブな戦略なのだと感じています。
「今日は少し早めに仕事を切り上げて、ゆっくりお風呂に浸かろう」
「美味しいものを食べよう」
「好きな音楽を聴こう」
資料を読んだ後、頑張った時のご褒美を用意して「ポジティブ」に転換しながら働いていきたいと思えるようになりました。
📖専門開発室制作担当者より
自分の心を知ることから、メンタルヘルス対策は始まります。
忙しい毎日の中で、私たちは自分の心のSOSを後回しにしがちです。
本資料は、働くすべての方々が「まずは立ち止まって、自分の状態を観察する」大切さを伝えるために作りました。
同時に、今の時代のメンタルヘルス対策はもはや単なる「リスク対応のコスト」ではなく、生産性向上のための不可欠な「投資」へと進化しています。
「不調を防ぐ」という守りで終わらせず、会社も従業員も共に活力を増すための「攻めのメンタルヘルス対策」を具体化するツールとして、本資料をご活用いただけますと幸いです。